わが子のハレの舞台をカメラに収めたい、と思うのは親として当然のこと。わが子が一生懸命走ったり踊ったりする姿は、どんな瞬間も逃したくない、と意気込むママも多いのではないでしょうか。今回は私の友人A子から聞いた、幼稚園の運動会でルール違反な行動をした非常識なママ友の話を紹介します。

わが子の姿を写真に収めたい

先日A子の息子が通う幼稚園で運動会が開催されました。運動会で可愛いわが子の姿を写真に収めたいと思うのはどの親も同じなのですが、わが子を撮ることに必死なあまり、周りが見えなくなっているのではと感じるママがいました。

子ども用遊具の上に立ち

A子が目を凝らしてそのママの顔を見ていると、A子の息子と同じ年少クラスのママでした。わが子をより近くで撮影したいという気持ちからか、そのママは保護者用の観覧席を飛び出し、子どもをより近くで見られる遊具の上に立って写真撮影を始めたのです。

「〇〇ちゃーん!こっち向いてー!」

園庭に響き渡る大きな声。しかし、BGMや園児たちの声に何度もかき消されてしまいました。わが子が気付かない焦りからか、ママもだんだんとイライラしはじめてしまい「なんで気付かないんだよ!」と苛立ちを隠せません。

ルール違反?夢中で周りが見えないママ

周りの保護者たちはそのママのことを白い目で見ていました。それもそのはず、この幼稚園では、年少の園児が親の姿を見て泣いたり、帰りたくなったりするのを避けるため、事前に「保護者席から出ないように」というルールが周知されていたからです。

しかし、そのママはそうしたルールを無視し、自分のことばかり考えているように見えました。
マンモス幼稚園なので、自分の子どもを探して写真を撮るのも一苦労というのはとてもよく分かるのですが……あまりに自分のことしか考えていないママの姿にびっくりしてしまいました。