それぞれの家庭によって、育児方針や家庭環境は様々です。なのに、いまだに個人の考えを押し付けてくるような人も存在するのです。今回は、筆者の友人Aさんがご近所ママから価値観を押し付けられたエピソードをご紹介します。

自分で選んだ生き方を否定された……

Aさんは家計が大変なわけではなく、むしろ余暇を存分に過ごすことや子どもたちの将来の蓄えのため、そしてAさん自身、仕事が好きで息抜きになっているから…など、いろんな理由で働くことを選んでいました。
「いや、別に大変というわけではないけど、私が好きで働いているので!」と言っても「でも、この辺は幼稚園に通っている子ばかりだし、お友達との関わりも、ねぇ〜?」と子ども関係の話も出してきて、引き下がりません。

それからはWさんたちとあまり顔を合わせないように時間をズラして行動するようにしていたのですが、タイミング悪く遭遇してしまうことも。その度に必ずWさんは、仕事を辞めて専業主婦になることを勧めてきました。
Aさんは憤りつつも、自分の不甲斐なさに落ち込むこともあり、仕事を辞めようかとすら思ってしまいました。

しかし1年後、なんとWさん夫婦は離婚することになったのです。
あんなに「専業主婦は子どもや家庭のためよ?」と諭していたのに、結局Wさんは暇で退屈な時間を持て余し、不倫に及んでしまったそう……。

ワーママと専業主婦は、大変さの種類が違うので比べようがありませんよね。いずれにしても、大事なのは家族を想う気持ちではないでしょうか。不倫で家族を裏切ってしまったWさんの言動には呆れてしまいます。そんな人の言葉に気持ちが左右されてしまったなんて、自分もまだまだだなと実感したAさんなのでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:南さおり