「自分の子どもには幸せになって欲しい」これは親であればみんなが思うことではないでしょうか? 結婚して独立しても、子どもの幸せを常に願っていた筆者の友人・K美。しかしK美は嫁のM希に一抹の不安を感じていました。その原因とは──? K美から聞いた話をご紹介します。
食事中の出来事
産後1ヶ月半ほど経った頃、J夫婦が自分達の家に帰ることになりました。
私たち夫婦は、J夫婦を励ます気持ちで、4人で食事をすることに。
Jは仕事が忙しく、なかなか育児に協力することができていませんでした。
「何かあったら、いつでもいらっしゃい。」と私が言ったその時です。
横で寝ていた赤ちゃんの泣き声がしたかと思うと、ちょっと臭いにおいが漂ってきました。
私が「○○ちゃん(孫)、おしりきれいにする?」と言うと、M希はすかさず「ああっ! 最悪っ!」と吐き捨てるように言ったのです。
心配
結局、孫のおしりは私がきれいにしました。
その間、M希は何事もなかったように食事をする始末。
この様子を見ていた夫やJは唖然……。
J夫婦が家に帰った後、夫が「いつもあんな調子だったのか?」と心配そうに聞いてきました。
我が家にいたときの様子を話すと「○○(孫)は大丈夫なのか?」と一言。
夫の心配は私も痛いほどよくわかりました。
子どもより自分?
孫の様子が心配だった私は、定期的にJへ連絡をし、様子を聞いていました。
我が家での一件から、JもM希のことを「子どもより自分って感じ」と思ったそうです。
あまり頻繁に干渉するのは気が引けるのですが、あの時のM希の様子を思い出すと、私は孫に何かなければいいと心配が尽きません。
たまにM希は我が家へやって来ますが、最近では「出かけたいので預かってもらえますか?」という回数が増えてきています。
子どもがいると自分のことになかなか手が回らずイライラする気持ちもわかりますが、もう少し子どものことも考えてもらいたいですね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:RIE.K