お祝いにケチをつけるZさん
Kさんの大学時代からの友人であるZさんは、なにかとお祝いや贈り物にケチをつける人でした。
旅行のお土産でお菓子を渡せば「私に太って欲しいの? なーんてね♪」とか、結婚のお祝いにキッチングッズを渡せば「これで美味しい料理を振る舞えって? 図々しいなぁ〜」などなど、Zさん自身はケラケラ笑いながら面白おかしい雰囲気で言ってはいるものの、そのプレゼントを贈ったKさんたちを貶すような発言をしてくるので、Kさんたちも学生時代の仲間とはいえ辟易としていました。
出産祝いにも、案の定の文句
Kさんたちもそろそろお祝いを渡すのはやめにしようかと考えていたら、なんとZさんが出産をしたのです!「出産祝いだったら育児グッズやベビー用品はいくらあっても嬉しいよね!」とKさんは同級生たちと一緒に出産祝いをプレゼントしました。
しかし、ここでもZさんの難癖は止まりませんでした。
一人目の時には「センスなさすぎ〜……いや、冗談だってば!」、二人目の時には「私がこの色好きじゃないの、知ってるよね? あ、わざとか。」と、いつものようにキツい冗談のような感想を言われました。三人目が生まれると聞いた時には、流石にもう何を選んでいいのか分からなくなり、ギフトカタログを渡すことにしました。
これで文句もないだろう! と思いきや、「産後すぐの人に選ばせるの? キツい冗談やめてよ〜!」と言われてしまい、もうここでZさんへのプレゼントはおしまいにしようと、仲間内で決めたのでした。
Kさんの出産祝いに贈られてきたものに、一同唖然
そして1年後、今度はKさんが出産を迎えることになりました。Kさんは(今までたくさん文句言われてきたし、Zさんからは、さぞセンスのいい贈り物が届くのだろう!)と期待していました。
Kさんの友人たちは直接Kさんの家を訪ねてお祝いを渡すことになっていて、Zさんは3人の子どもを連れて行けないからと別で送ると言ってきました。