モラハラ夫は、自分の間違いを認めず相手が一方的に悪いと思い込んでいるパターンが多いそうです。でも、ずっとその姿勢を正せなければ大切なものを失ってしまうことになります。今回は友人がモラハラ夫とトラブルになったエピソードを聞かせてくれました。
もう我慢できない! 離婚を決意
結婚して10年、私はずっと夫のモラハラに苦しんできました。
結婚前は頼りがいのある人だと思っていたのですが、結婚した途端に高圧的な態度を取ってきたり、生活費を渡さない経済的DVをしてきたりと、夢見ていた結婚生活とは程遠いものでした。
さらに、数年前には夫の不倫が発覚!
私が家事育児に奮闘しているあいだ、夫は会社の若い女性と毎週のように関係を持っていたのです。
さすがにもう無理……! と思い、私はついに離婚を決意しました。
実際に話し合いが始まると……
子どものことも考え、なるべくトラブルなく離婚を進めるために、私は夫との取り決めを公正証書にすることにしました。
そのために、事前に弁護士事務所に行って財産分与や養育費のことも相談し、「これくらいが妥当」という叩き台も作っていたのです。
しかし、実際に話し合いをしようとすると、「なんで俺の金をお前に分けないといけないんだよ(笑)」「財産分与なんてするわけないだろ」「そもそも不倫したのもお前が辛気臭い顔で家にいるから帰りづらくなったんだろうが」と、まともな会話になりません。