食べ物の好みは人それぞれですし、好きなものを好きな食べ方で食べるのが一番美味しいですよね。しかし食べ方によっては、マナー違反になってしまうケースもあります。今回は飲食店でとんでもないマナー違反のお客さんを接客した経験のある私の知人、Oさんに聞いたお話です。
オシャレなカフェで
Oさんは当時小学生の子を持つ主婦で、子どもが学校に行っている間は近所のカフェでランチタイムだけパートをしていました。
そのカフェはオシャレな内装と日替わりのランチプレートが人気のお店で、ランチタイムには主婦のグループや昼休みのOLなどで賑わっていました。
「お待たせしました! 日替わりランチプレートです!」
その日もOさんはカフェで、ホール業務をこなしていました。
日替わりランチプレートの内容は、このカフェの人気メニューであるハンバーグがメイン。
日替わりメニューがハンバーグの日は特にお客さんが多いので、たった1人のホール係であるOさんはバタバタと忙しくしていました。
信じられない光景
「お待たせしました!」
Oさんは女性ひとりで来ているお客様のテーブルに、ランチプレートを提供しました。
「はーい」
その女性はプレートをチラッと見るなり、いきなり自分のカバンをごそごそと探り始めます。
スマホを出して写真を撮るお客様は多いのでOさんは気にも留めていませんでした。
「え……っ!?」
しかしOさんは次の瞬間、女性の行動に目を疑いました。