筆者の知人Eさんから聞いたお話です。当時結婚17年目のEさんは、夫と2人暮らし。子どもには恵まれませんでしたが、やりがいのある仕事に就いており、忙しくも充実した毎日。ある日、ひとり暮らしの義母が脳こうそくで倒れ、要介護の状態に。「母さんはうちで引き取る。仕事をやめて、介護に専念してくれ」夫にそう言われ、Eさんは大好きだった仕事を退職、介護に専念することになったのですが……!?
Eさんはわざとふざけて答え、元夫の電話番号を着信拒否。ご近所さんからの報告によると、元夫は介護のために会社を辞めてしまったとのこと。1人で介護をすることになり、今頃になって元妻への感謝の気持ちが湧いてきたのかもしれませんが、あとの祭り。尽くしてくれた妻をないがしろにしたバチがあたりましたね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator:セキザワ アイ
ltnライター:齋藤緑子