『孫は目に入れても痛くないほど可愛い』という概念が通用しないおじいちゃん・おばあちゃんは実在します。自分たちの理想にかなわない孫は可愛くないのでしょうか? 筆者の子ども達が実際に経験した、祖父母とのエピソードをご紹介します。

「おじいちゃんとおばあちゃんは、成績が一番大事なの? 何でも1位を取らないとダメって感じだよね。僕たちの学校行事には全然来なかったくせに、T高校に受かっただけですごい盛り上がってるよね」

運動が苦手で一番になれないからといって全く見向きもせず、義姉の息子ばかりを可愛がっていた義父母に対し、息子たちは少なからず傷ついていたのでしょう。

拒否

小さい頃から差別され続けてきた我が家の息子たちは、義父母に対して嫌悪感しか持っていませんでした。
「合格のお祝いは何が良い?」と聞かれたのですが、長男は「結構です」と断っていたほどです。

義姉の息子ばかりを可愛がってきたのに、引きこもりになったら知らん顔。
『勉強で一番を取った』我が家の長男に急に乗り換えたかったようですが、そんなにうまい話はなく、長男は見向きもしませんでした。

できる、できない関わらず、同じように可愛がってもらいたかったですよね。
勝手な理由で孫差別をした義父母。幼い頃の傷は、そう簡単には消せないようです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K