これは筆者の知人から聞いた、コスメカウンターあるあるかもしれないお話です。
子供が大きくなり友達と会うように
私は子育てが一段落した主婦です。
娘も息子も成人式を終えて1人立ちしてくれたので、今までよりも友達と会うようになりました。
昔から付き合いのある友達A子は、一緒に子育てを終えた、いわば“戦友”。
「働きながら家事に育児に大変だったね」
「これからは2人で旅行とかしない?」
いつも明るいA子と話すのはとても楽しくて。
子育て中はセーブしていたのを解禁し、月1で会うようになりました。
友達に誘われ初のコスメカウンターへ
すると1つ、気になることが。
「どうしてA子の肌ってそんなにきれいなの?」
A子は同じ50代とは思えないくらい、ツルっときれいな卵肌だったのです。
さらにメイクも上品でとっても似合っていて。
いつからか忙しさに追われて適当にメイクしている私とは歴然の差がありました。
するとA子は、ニコニコしながらコスメカウンターに行こうと誘ってくれたのです。
「専門の人に聞くのが1番だから」
「肌質や肌色まで考えてくれるよ」
百貨店のなかにあるコスメカウンターはきれいな美容部員さんばかりで、1回も行ったことがなかった私。
怖いからと躊躇いましたが、A子にゴリ押しされて週末行くことになりました。
美容部員さんに酷い対応を受けた……
当日、A子から『30分ほど遅れるから先に行ってて』との連絡が。
ドキドキしましたが、とにかく勇気を出して、大手デパコスの美容部員さんに話しかけると……。
「あ~メイク、ですねえ」
「似合うか分かりませんが」
私を上から下まで舐めまわすように見たあと、嘲笑うような口調で案内されました。
イライラよりも恥ずかしさでどうにかなりそうでしたが、踏ん張ることに。
その後も美容部員さんの態度は冷たく。
一応流行りのアイシャドウを塗ってもらいましたが、またも馬鹿にされて。
「ん~似合わないですね(笑)」
「不釣り合いかもしれません」
酷い言葉に思わず泣きそうになり、すぐに帰ろうとした時です。