不倫をしている人達は、悲劇のヒロインを演じるタイプから、何が何でも奪い取ってやる! なんて息巻いている人まで様々ですよね。しかし、秘密の関係は長くは続かないものなのかも?
今回は筆者の友人A子さんの実体験をお聞きしました。

相手は職場の上司

A子さんは会社の上司と不倫関係になっていました。
元々結婚願望も無く、来るもの拒まず去る者追わずのさっぱりした性格のA子さん。
不倫は良くないと頭で分かっていても、恋に落ちた自分を止めることは出来ませんでした。
それでも「離婚して私と結婚して!」なんて思ったことはなく、このままで幸せと思っていたのです。

唯一の不満と言えば、彼と旅行へ行けないこと。
旅行好きのA子さんにとって、これだけはずっと不満に思っていたのです。

念願の温泉旅行!? 楽しみ過ぎる

付き合って3年目が過ぎるころ、A子さんの誕生日が近づいてきていました。
A子さんはどうしても自分の誕生日に温泉旅行へ行きたい! と彼に懇願してみたのです。
今までずっと拒否されてきたのですが、

「出張のフリして行くか!」

と、彼はついに決意してくれたのです。
ダメ元で頼んでいたので、まさかのOKにA子さんは舞い上がりました。

そうして準備万端で、旅行の日を迎える事になったのです。ところが……

誕生日なのに、せっかくの旅行なのに。まさかの一人ぼっち!?

駅のホームで待ち合わせしたのですが、彼が一向に現れません。
もう新幹線の席のチケットも取ってあったので、時間に焦ったA子さんは彼に電話をしましたが、なぜか一向に繫がりません。
焦っていると、一通のLINEが届いたのです。

「ちょっと家がごたついてるから、悪いんだけど先に宿まで行ってて!」

もしかすると奥様にバレたのかも? そんな不安もありましたが、とりあえず先に新幹線で宿まで行くことにしたのです。