待遇面で正規雇用と差をつけられることも多い、非正規雇用。休暇の取りやすさでも差をつけられるケースもあるようです。今回は、知人から聞いた会社で起きたエピソードをご紹介します。
休暇申請を拒否!?
知人の職場では、ゴールデンウィークも通常業務が行われていました。ただ、多くの取引先が休暇に入るため、普段よりも業務量がぐんと減ります。
全員が出社する必要もないため、社員は交代で休みを取っていました。
非正規雇用のA子も、ゴールデンウィーク中の休暇申請をしました。迷惑にならないように周囲の社員とスケジュール相談をして、了承も得ていましたが、上司のB男はA子の休暇申請を拒否。驚くべきセリフをA子に投げてきたのです。
休暇は正規雇用が優先される?
上司のB男は「連休中の休暇申請は正社員が優先される」と、拒否の理由をA子に告げました。さらに「非正規は正社員のサポート要員なのだから、当然のこと。非正規が連休中に休暇を取るなんて非常識だ」と説教してきたのです。
休暇は平等に与えられる権利だと考えていたA子は納得ができず、社内にいる非正規雇用にこのことを周知しました。
すると、日頃から待遇格差に不満を抱いていた非正規の社員たちは「私たち非正規は正社員のおこぼれでしか休暇が取れないのか! バカにするな!」と怒り、非正規雇用の乱が勃発したのです。