新人時代は「メモをとってね」とよく言われたものです。メモは仕事を覚えるためのものだと思っていましたが、それ以外にも理由があるそうで──? 今回は知人から聞いた『好かれる人のメモの取り方』についてご紹介します。

メモをとらない新入社員

先日入社してきた新入社員のひとりに、メモを取らない人がいました。
はじめは「あれ?」と思いましたが、どうやら記憶力がいいらしく、メモを取らなくても伝えたことはちゃんと覚えてくれる人だったのです。

そのため「覚えられるのなら問題はないな」と、特にメモについては何も言及しませんでした。

「ちゃんとメモとってね」

そんなとき、「ちゃんとメモとった方がいいよ!」と声をかけてきた人がいました。

それはAさんという人でした。
Aさんは仕事ができて、笑顔で明るくて、『みんなに好かれる人気者』。

新入社員は、メモがなくても覚えることができることを説明していました。
するとAさんは、「いや、そうじゃないんだよ。覚えられるかどうかは関係ないんだ」というのです。
覚えられるかどうかが関係ないってどういうこと? と疑問に思いました。