子どもが園や学校に通い始めると、PTAの活動で頭を悩ませる人もいるのではないでしょうか? 筆者もわが子が小学生のとき、PTAの本部役員でした。今回は筆者が実際に経験した役員時代の苦い体験をご紹介します。

2人のお父さんに目をつける

入学式の際に、1年生の役員決めのサポートに入っていたのですが、1組のクラス委員2名が最後まで決まらず困り果てていたんです。

みなさん下を向いて、黙っていたのですが……。

たまたま、目の前に座っていたお父さん2人と目があったので、ダメもとで懇願してみました。

渋々引き受けてくれたが、これが悪夢のはじまり!

他の役員と一緒に、「どうしても決まらないので、お願いします! 1年生には重たい仕事は回しません!」と何度も頭を下げました。

するとお父さんたちは根負けして、渋々クラス委員を引き受けてくれました。

「これでなんとか1年間活動できる〜」と安心したのですが……。

この2人を選んでしまったことが自分の首を絞めることになるとは、この時は想像もしていませんでした。

PTA活動に協力してくれず、仕事は全て私がやることに!

その後1年間、クラス委員を引き受けた家庭が、どちらともPTAの活動に参加してくれなかったんです。

確かに無理を言ってお願いする形でクラス委員になってはもらいましたが、母親も含めて、誰も会議や行事に姿を見せません。

案内の連絡をしても「仕事が忙しくてムリ」「うちはバザーには参加しないから、準備にも出ない」などあれこれ理由をつけて、全く関わってくれませんでした。

そのせいで、1組のクラス委員の仕事を全て私がやる羽目になったんです!

PTAの活動は任意のため強制することはできません。
しかし、本部役員の仕事もあったので、本当に大変でした。