日常的にモラハラ夫と暮らしている妻は、いつのまにか自己肯定感が下がって相手に反発する気力を失うことがあります。これはモラハラ夫から逃れるために努力をし、時間をかけて入念に準備をした知人から聞いたお話です。

通帳を投げつけられ、いつも自分が妻に言い放っていたセリフをお見舞いされた時、初めて夫は自分の過ちに気付いたのかもしれません。しかし時すでに遅し。私は10年かけて練った計画通りに、息子たちを連れて家を出て、離婚も成立させました。
夫は家族を放置してきた結果、一人になってしまい、仕事と自分の両親の介護に追われているそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:佐田 静
ltnライター:藍沢ゆきの