親族の「遺産相続」をめぐって人間関係がこじれてしまうのは、よく聞く話ですよね。Aさんの実の父親は、会社経営者でした。そんな父親が亡くなってしまい、Aさん家族は遺産を引き継ぐことに。しかし、その遺産を狙っている意外な人物が……
今回は、人間の本性があらわになった、とある夫婦のお話です。
今回は、人間の本性があらわになった、とある夫婦のお話です。
裕福な家で育った妻と、妻の実家を金づるにする夫
じつはAさんの父親の会社は経営状況があまり良くなく、後継者であるAさんのお兄さんは遺産でなんとか経営を立て直そうと考えていました。そんな兄に少しでも協力したいという思いから、Aさんは自分の分の遺産も兄に譲っていたのです。
「私がもらう遺産はないの」と旦那さんに事情を説明すると、「はぁ!? なんで遺産もらわねぇんだよ! ウチの実家のリフォームはどうすんだ! 」と耳を疑うような言葉が……
しかし、この発言で旦那さんが自分の実家を金づるとしか思っていなかったことが判明……。夫の人間性に嫌気がさしたAさんは、この出来事を機に離婚を決意しました。
夫婦であるとはいえ、大切な親の遺産を実家のリフォーム代にできないからと言って怒られたら、誰だって気分が悪くなりますよね……。お金が絡むと人の本性が見えると言いますが、Aさんにとって、一生を添い遂げる相手ではなかったことがわかって良かったのかもしれません。
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※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator:碧海自由