相手に喜んでもらいたくてとった行動が、実は相手にとってはただのありがた迷惑だったら……? そんな現実を知ってしまった私の友人A子。今回はA子から聞いた、ママ友の息子におにぎりをあげて失敗したエピソードを紹介します。

ママ友親子が自宅に来てくれた

建てたばかりのA子の自宅に、A子の息子が通う幼稚園で知り合ったママ友のB子親子が遊びに来てくれました。子ども同士が仲良しなこともあり、B子とは幼稚園の送迎時に会ったらよく話をする仲だったのですが、園以外の場所でB子親子と会うのは今回が初めて。さらに距離が縮まりそうで、A子の息子もA子も楽しみにしていました。

おにぎりが食べたいママ友の息子

B子親子はお昼ごはんを済ませてから、午後1時頃に遊びに来てくれました。しばらく室内で遊んでいたのですが、しばらくするとB子の息子が「ぼく、おにぎりが食べたい!」と発言。ちょうどお昼に炊いたばかりの白米があったので、A子は作ってあげることにしました。

この時B子は「大丈夫! 大丈夫! 持ってきたお菓子食べさせるから」と拒否していたのですが、B子の息子は「おにぎりが食べたい!」の一点張り。「B子はただ遠慮しているだけに違いない」と思ったA子は、パパっとおにぎりを作り、B子の息子に手渡しました。

おにぎりを作ってよかった!?

B子は少々困った顔をしていたようにも見えました。しかし、おいしそうに私の作ったおにぎりを食べる自分の息子を見て、B子は「ありがとう」と言ってくれたため、私は「喜んでもらえた! やっぱり作ってよかった」と思っていたのですが……。