全く身に覚えがないのに、急に周囲の人がよそよそしくなってしまった経験はありますか? その理由がわかったときに、あまりにも納得ができないことだと腹が立ちますよね。これは筆者の友人・Kから聞いたちょっとありえないエピソードです。

身勝手な言い訳

全く身に覚えのなかった私は「もし私の車がぶつかっているのなら、園長の車に付いた塗料の部分が剥げているはずですよね? 私の車は傷なんてついていません。そこまで疑うなら警察に届け出ましょう!」と言いました。
すると、なぜか急に園長はトーンダウン。

実はこの園長、運転がすこぶる下手で自分でどこかのポールにぶつけた傷を、当て逃げだと騒いでいたのです。
年齢的にも、家族から免許の返納をするように言われていたらしく、また自分でぶつけたことがわかると免許を返納をしなければいけなくなるため、勝手にポールの色と同じオレンジの車に乗っていた私を犯人に仕立て上げていたことがわかりました。

抗議

事実が判明したことで、私を無視していた先生たちやママ友は謝ってくれました。
夫に事情を話すと、夫は「何だ! その身勝手な園長は!」と激怒!
保育園の理事長に猛烈な抗議をしたため、次の年度からは園長が交代になりました。

それにしても、私を犯人に仕立て上げて、認めるとでも思ったのでしょうか?
自分のせいだと認めたくなかったのでしょうが、自分のミスを人に擦り付けるような人が、子ども達に何を教えられるのでしょう?
完全な濡れ衣でしたが、何とも後味の悪い出来事でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K