仕事熱心なのは素晴らしいことですが、度を越えた営業はときに大きな迷惑となります。相手の迷惑も考えずに押しかけられても、契約するはずがありません。これは筆者の友人・Yから聞いた保険外交員とのエピソードです。
本当の目的
外交員がしばらく来なくなったと思ったある日、仕事から帰ってきた私が駐車場に車を停めて車から下りると、暗がりから「おかえりなさい!」と例の外交員の声がしました。
あまりのことに呆然としていると、
「今月、本当にノルマがきついんです。安い商品で構わないので、検討してもらえませんか?」
と頼んできたのです。
断ったにもかかわらず、待ちぶせていたことに腹が立った私は、帰宅していた夫に対応を頼みました。
その間に私はパンフレットについていた名刺の連絡先(保険会社)に電話。
「こんなことが続くようなら警察に連絡します!」と伝えると、すぐに上司が我が家に来て平身低頭の謝罪……そのまま外交員を連れて帰ってくれました。
恐怖を感じた
仕事熱心なのは結構ですが、ノルマ達成に必死すぎて少し同情してしまいました。
夫も営業職なので大変さはわかりますが、毎日毎日、まるでストーカーのように勧誘されたら不気味なだけではないでしょうか?
仮に保険を検討していたとしても、非常識な言動をとる外交員には頼まないと思います。
それから例の外交員はパッタリ来なくなりましたが、他の家でも同じようなことをしているのではないかと考えると、正直ゾッとしてしまいます。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:RIE.K