霊感がない人でも、人生で1度くらいは不思議な出来事に遭遇するものではないでしょうか。今回は、まさに「霊感がない私がどうしてこんなことに……」という目に遭ってしまった友人に、ちょっとゾッとする話を聞きました。

真相を知り、向かったのは……

管理会社で聞かされた話は、こういうものでした。

私たちは離れた土地から引っ越してきたので知りませんでしたが、実はマンションが建つ前、この場所には古い家が何軒か建っていたといいます。

そして、そのうちの1軒に1人で住んでいた老婦人が、立ち退きを拒否して最後までマンション建設に反対していたそうです。
しかし老婆は亡くなってしまったため、親族が土地を売り、マンションが建設されたのでした。

「娘が見たのは、きっとその老婦人だったんだ……」と私はゾッとしました。

夫と相談し、後日私たちは管理会社経由で老婦人の親族に連絡をとってもらい、お墓にお参りをすることに。
お花をお供えして、「大切に住みますので、安らかにお眠り下さい」と家族で手を合わせました。
なぜ私たちの部屋でだけ奇妙なことが起こったのかは今でも分かりませんが、その夜から奇妙なことはピタッとおさまりました。

まとめ

まさか新築物件でこんなことが起こるなんて予想できませんよね。この友人はもともと霊感も全くなかったため、余計に驚いたそうです。
やはり強い気持ちはその人が亡くなっても土地に残るものなのでしょうか。
幸い、今は平穏に暮らしているそうで何よりです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの