ボディーランゲージの一種であるハンドサインは、言葉が通じないときの大事なコミュニケーションの手段ですが、実は日本で使われているものと世界で使われているものには意味が違うこともあるようです。これは高校時代に半年間、シンガポールに留学していた時の私の体験談です。

泣きそうになった彼女を見て私も混乱してしまいましたが、よくよく話してみたらなんと小指を立てるサインは「最低」という意味になるそうなのです。慌てて謝って事なきを得ましたが、すぐに誤解は解けて「日本ではそんな意味のハンドサインなのね!」と彼女も笑ってくれました。が、予想外に心の底からヒヤッとした出来事でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:乙野
ltnライター:藍沢ゆきの