車を持っている方は、ご近所さんやママ友が困っていたり必要としていたりするときに乗せてあげることがあると思います。しかし、それは好意であり、当たり前のように足代わりに利用されたら困ってしまいますよね。
今回は、一度ママ友を車に乗せたら、その人からしょっちゅう送迎を頼まれるようになってしまったという知人のRさんのお話です。

車がないママ友をついでに乗せてあげたら......

翌日、Rさんの家の駐車場の前にSさんがいました。
「今日はね、病院に行かなくちゃいけないの。参っちゃうな......」と疲れた様子で言いました。

出かける用事があったRさんは「あ、送ろうか? ついでだし」と再び車で送ってあげることに。
すると......

「ありがとう! 帰りは1時間後かな」と、帰りのお迎えまで当然のように言われて驚いたRさん。

それ以来、Sさんは度々Rさんの家の前に現れては「病院だ、買い物だ」と、車を出してと頼むようになりました。

そんなある日、Rさんの旦那さんが転勤になり、車で通勤することになったのです。

そうとは知らないSさんは、またRさんの家の前に現れました。そして車がないことに気づき、困惑した様子で「あれ、今日は車ないの?」と言ってきたので、「夫が転勤になって車通勤になったから、私はもう車は使えないの」と説明。

すると、「えっ、困るわぁ」と、驚きの一言が──!
これを聞いたRさんは『なんでSさんが困るのよ』と、呆れてしまいました。

この日以降、SさんがRさんの家の前に現れることは無くなりましたが、Sさんは他のママ友とも同じ流れでもめ事になり、ママ友の中で孤立してしまったそうです......。

人の好意を当然のように利用するのは違いますよね......。“親しき仲にも礼儀あり”ですし、好意に対して感謝を示すことは、お付き合いするうえで大切なことではないでしょうか。
図々しいママ友と縁が切れて良かったですね。

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※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:tetekun
ltnライター:緑子