セコくてケチ、いわゆるセコケチな人ってどのコミュニティにも存在するのではないでしょうか。自分の懐は痛めずに得したいなんて、そんな都合のいい話はありませんよね。今回はそんなセコケチママに振り回された経験のある私の知人、Nさんに聞いたお話です。

お前が言うな!

それはNさんの家でEさん含むママ友数人と集まったときのことでした。

「ねえNさん、この紅茶美味しいわね! ティーバッグ少し分けてよ」
「トイレに沢山トイレットペーパーがあったけど、買いだめは運気を悪くするわよ、少し持って帰っていい?」
EさんはNさんの家の食べ物や飲み物、消耗品のストックをねだりはじめました。
「いや、それはちょっと……」
さすがのNさんもうんざりして断ると、Eさんの口からまさかの発言が飛び出しました。
「えー、なんで? 友達なんだからいいじゃない! そういうのセコケチっていうんだよ!」

その発言に、ママ友全員が「お前が言うな!」と思ったそうです。

その後子どもたちの幼稚園の卒園をきっかけに、Eさんはママ友たち全員からブロックされたとのことです。

自分のことを棚に上げて、人をセコケチ呼ばわりとは。そこまで人のものを欲しがるには何か理由があったのかもしれませんが、自分のことが一番見えていない証拠ですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子