我が子を思うがゆえに、必要以上に手を出してしまう過保護ママ。それは本当に子供のためになっているのでしょうか? 今回は筆者が実際に目撃した、とある親子の話をお届けします。

誰もが認める優等生

私の息子と同じクラスのAくん(小3)は、とても優秀な子で有名でした。

テストの点数が良いのはもちろん、特に自由研究や工作などの長期休暇の宿題は、誰から見ても素晴らしいものばかり。

息子も「Aくんはとても手先が器用で、何を作ってきても上手なんだよ」とAくんのことを尊敬していました。

読書感想文で表彰され、ママは鼻高々

先日、そんなAくんが読書感想文コンクールで金賞を受賞したので、参観日で表彰されることになりました。

金賞を獲ったのは、学校内で1人だけだったこともあり、保護者たちから「さすがAくんだわ。どうやって育てたら、あんなに賢い子になるのかしら」と称賛の嵐。

その場にいたAくんママは、周りから褒められると「実は、私は難関大卒なんです。息子は私に似たのかもしれませんね」と嬉しそうに話していました。