育った家庭環境をバカにしてくる人は許せないですよね。筆者の知人は早くに母親を亡くし、父親に男手一つで育てられたました。ところが結婚後、姑から片親育ちであることをネチネチ言われ......。
今回はそんな知人が救われた話をお届けします。
今回はそんな知人が救われた話をお届けします。
片親育ちが気に入らない姑
そんなある日、親戚の集まりで私が料理をすることになりました。
姑は「片親育ちだからって、失敗しないでよ」と、いつものようにネチネチ言ってきたのです。頭にきましたが、料理に集中し、親戚のみんなに豚の角煮を振舞いました。
すると姑は「この子は片親育ちだから何も知らなくて。お口に合うかどうか......」と、私が片親育ちであることを親戚の前でもわざわざ言ってきたのです。
しかし、親戚たちはそんなことを気にしているそぶりはありません。料理も「すっごくおいしい！」と口々に褒めてくれました。
嬉しくなった私は「この角煮は、父から教えてもらった味なんです」と言うと、親戚たちは「素晴らしいお父さんね！」と、父のことまで褒めてくれました。
反対に、姑は「あなたも片親がどうとか関係ないでしょ」と、みんなからたしなめられることに──。
それ以来、姑は「片親育ちだ」と言ってバカにしてくることはなくなりました。
好きで片親になったわけではないのに、それをネチネチ言ってくるのはいじめと一緒ですよね。見ていた親戚たちも不快だったのでしょう。この一件のおかげで、知人は随分と快適に過ごせるようになったと聞き、安心しました。
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※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator：あすおか あすか
ltnライター：安藤こげ茶