帰宅すると、待っていたのは……
とうとうBさんの出張の日がやってきました。土曜の朝早くに家を出て、日曜の夕方に帰宅してみると、予想以上に部屋が綺麗なことに驚きました！ キッチンも汚れていないし、何事？ と思って聞いたら、「ずっと遊び場に行って外食か出前で済ませたよ！」と言うのです。
キッチンのゴミ箱を開けると、大量のゴミを発見。それだけにとどまらず、ベランダを見るとそこにもゴミ袋がありました。たった2日間でなんでこんなにゴミが出るのか、と呆れていたら、ゴミ袋の中に汚れた洋服も入っているのを見つけました。
「ねぇ、この汚れた洋服たちは？」と聞くと、「あ〜下の子がお漏らししちゃって。服も古いから捨てといた！」と言うのです。
子どもたちを遊びに連れて行ってくれたことも、ご飯を食べさせてくれたこともありがたかったのですが……。
汚れたので捨てたと言っていた服は、上の子からのお下がりで大事に着ていた服でした。そんな大切な服を、出前や食べカスのゴミと一緒に捨てた夫を見て、Bさんはなんともモヤモヤした気持ちに。ですが、ここで怒ってしまっては、2日間子どもの面倒を見れた！ と思っている夫にも申し訳ないので、今回は「見てくれてありがとう」と感謝を伝えました。
まとめ
きっと、夫には父親としての自覚が少しずつ芽生えつつあるものの、私が「夫は子守りはできないだろう」と思い込み、家の中の事情を共有できていなかったことが今回の原因だったのでしょう。夫も「子育ては俺がしなくてもなんとかなる」と思い、私に任せてスマホゲームばかりして聞こうとしなかったのかもしれません。
これからは、夫のことを褒めて伸ばしていきながら、少しずつ子育てに参加してもらおうと思います。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター：南さおり