私の知人からアメリカ留学したときのエピソードを聞きました。日本では当然と感じていた振る舞いが原因で、少し切ない体験をしてしまったそうです。
遠慮
私は大学の4年間、アメリカに留学してアメリカで大学へ通うことになりました。アメリカでは紹介してもらったホストファミリーの家で生活する予定になっています。
留学当初、ホストファミリーの家での生活に慣れてきたころ、食卓にカニが並びました。
実は私はカニが大好物。日本にいるときも、カニが食べられる機会はそう多くなく、アメリカでカニが出たその日はとても興奮しました。
しかし、食卓に並んだカニの量とホストファミリーの人数を考えたとき、カニの量が少し足りないのでは? と感じたのです。
生活の面倒を見てもらってお世話になっている身であることから、ホストファミリーのお母さんにカニを勧められましたが、みんなの分がなくなると感じたため「私は大丈夫です。」と遠慮しました。
ホストファミリーのお母さんはそれ以上勧めてくることはなく、その日私は大好物のカニを我慢しました。