この時期になると、PTAの役員決めについてのさまざまな話題を見聞きします。それぞれ家庭の事情や仕事や介護などの問題を抱えながら役員をするのは、なかなか大変なことも多いですよね。今回は役員決めの壮絶なエピソードを友人が聞かせてくれました……!
どうしても役員が決まらない!
私は小学4年生の娘がいる母親です。
毎年この時期になると、保護者のあいだにはなんとなく緊張感が漂います。
それは、PTAの役員決めがあるから……!
娘の通う小学校は児童数があまり多くなく、子ども1人につき在学中に保護者が1回PTAの役員をするのが暗黙の了解です。
私自身も、子どもが低学年のときに役員を経験しました。
しかし、役員をしたあとでもやはりこの時期はソワソワして落ち着きません。
それに、経験済みだから2度と役員をやらなくていいと決まっているわけではないので、安心もできないのです。
ある保護者にお願いすると……
前年度の役員が確認したところ、保護者の中でこれまでに1度も役員をやっていない人が数人いることが判明しました。
その中に含まれるほとんどの人は周囲に気を遣って立候補してくれたのですが、唯一Bさんという保護者が引き受けてくれませんでした。
そこで前年度の役員が、地区の保護者の集まりでBさんに「今年は役員をやってもらえませんか?」と頼んだところ、Bさんが逆上!
最悪の空気の中、押し問答に
Bさん:「忙しいのにそんな時間ありません!」
前年度の役員:「みんな忙しいけど、助け合いながらやっているんです」
Bさん:「私はパートもしてるし、絶対に他の人よりも忙しいです! 専業主婦の人がやったらいいでしょ?」
前年度の役員:「フルタイムの人も役員をやってますし、そんなに拘束時間も長くないので大丈夫だと思いますよ。できないところはみんなで手伝いますし……」
という押し問答が始まってしまいました。