なかなか戻ってこない店員
「少々お待ちください」と言われてから20分が経ちました。
遅い……。これならもう値引きを断って帰ればよかった、と少し後悔しました。
するとようやく店員さんが帰ってきて、言った言葉は
「いやぁ、がんばったんですけど無理でしたー!」
でした。なんとも口調が軽い。
値引きしますよと言ったのに値引きができない?
しかもこの店員さんの軽すぎる口調、本当に値引きする気があったのか? と少し疑問を感じました。
話が思わぬ方向へ
まぁできないものは仕方がないので「そうですか、わかりました」と言って帰ろうとしました。すると
「ところで今クレジットカードのキャンペーンやってるんですよ。ぜひどうですか?」と言い出したのです。
「もう帰っていいですか?」
興味のなかった私は「いえ、結構です」と断りました。
ですが店員さんは、「でもね、クレジットカード作るだけで~~」と話し続けます。
最初の印象とは打って変わり、やや粘り強く勧誘してくる店員さん。
何度「いらないです」と伝えても、話がなかなか終わりません。
私は後になって、「値引きをする」って言った理由は、この話をしたかったからじゃないのか? と感じました。
「……いつになったら帰らせてもらえますか?」最終的にそう言ってようやく解放されたときには、さらに20分経過していました。
値引きなんて甘い話に乗らなければ5分で終わったのに。なんだかへとへとになった1日でした。
まとめ
店員さんの真意は分かりません。もしかしたら、本当に値引きを試みてくれたのかもしれませんし、一方で、クレジットカード勧誘が主な目的だったのかもしれません。
全ての家電量販店や店員の方がこのような販売手法をとるわけではないでしょう。
しかし、今回の知人の出来事のように、値引きの話から別の提案に繋がるケースもあるようです。もし、必要のない勧誘だと感じたり、対応に困ったりした際は、きっぱると意思表示することも大切かもしれませんね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:橘るい