公共の場では、お互いに相手を思いやった行動が大切ですよね。筆者も困っている人を見かけたら、なるべくお役に立ちたいと思っています。今回は筆者が実際に体験した、幼稚園生の次男と一緒に市営バスに乗っていた時に起きたほっこりするエピソードをご紹介します。

お母さんが現れ、想定外の事実を伝えられる

バス停を降りて100mほど行ったところにある学習塾の前に着きました。

すると近くにいた女性が男の子に声をかけました。

すぐに男の子のお母さんだと気づき、バスで一緒になって目的地も近かったのでここまで3人できたことを伝えました。

するとお母さんは「ありがとうございます!」と笑顔で頭を下げてくれました。

私が「こんなに小さいのに、1人でバスに乗ってすごいですね!」と伝えると、お母さんが「実は、来年から塾に通うので、家から1人で行けるか練習してたんですよ〜」と教えてくれました。

私は、「え〜そうだったんですか! なんか、余計なことしちゃってすみません!」とペコペコ頭を下げました。

お母さんは「親切な方と一緒で、安心しました!」と言ってくださいました。

まとめ

声を掛けたものの、まさか通学デビューの練習中だとは思わず、今回は思いやりの行動が少し裏目に出た形となってしまいました。1人で不安そうだった男の子の練習の糧になればいいのですが。もし次に会うことがあれば、男の子が無事に塾へ通学できるように、そっと見守ろうと思います。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:広田あや子