公共の場では、お互いに相手を思いやった行動が大切ですよね。筆者も困っている人を見かけたら、なるべくお役に立ちたいと思っています。今回は筆者が実際に体験した、幼稚園生の次男と一緒に市営バスに乗っていた時に起きたほっこりするエピソードをご紹介します。
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バスに1人で乗って来た男の子

次男と一緒にバスに乗っていると、私たちの目の前の席に小学校低学年ぐらいの男の子が乗って来ました。

彼は手に持っているメモ用紙を何度も見て、とても緊張していました。

しかも停留所に止まるたび、不安そうにキョロキョロしています。

そこで私は「ねぇねぇ。ぼくはどこで降りるの?」と優しく声をかけました。

すると男の子は「ここ」と手に持ったメモを見せてくれました。

偶然、目的地が同じだったので一緒に行くと……

紙には、バス停の名前・運賃・バスを降りてから目的地に向かうまでの地図が手書きで描かれていました。

スマホで簡単に地図が見られる時代、私は男の子の親御さんが描いた手書きの地図になんだか、ほっこりした気持ちになりました。

地図をよく見ると、私たちが降りるバス停と一緒で、目的地の方向も同じでした。

私は「おばちゃんたちも近くだから、途中まで一緒に行こうか?」と声をかけ、3人で男の子の目的地まで向かったのですが……。