コロナ禍をきっかけに働き方は随分変化しました。筆者の知人Aさんも在宅ワークが増え、出社が減り楽になったと喜んでいたんだそうです。しかし、Aさんは会社独自のリモート会議の謎マナーに振り回されることになります。こんな謎な新常識、あなたの周りにもありませんか? 何があったのかAさんから話を聞きました。

けっこう苦痛な謎ルール

翌日からAさんは上司に言われた通り、リモート会議では終了してから頭を下げ、上司たちの退出を待ってから抜けるようにしました。

大したことないマナーだと思っていたAさんですが、やってみるとこのルールが苦痛でたまりません。

リモート会議に慣れていない年上の上司は退出するのも遅く、退出を待っている間に関係のない雑談が始まったりします。その間、ずっと頭を下げていなければならず、「早く終わってくれ〜」と祈る無駄な時間を過ごさなければなりません。

新時代も謎ルールは量産される

社会人として過ごす以上、所属する会社のマナーは守らなければならないと思っているAさん。しかし、このルールに関しては効率も悪く何の意味もないことだと感じてしまいます。

相手が電話を切るまで、切らずに待っておく、といったマナーが発展して、リモート会議でのマナーになったのかもしれませんが、せっかく新しい時代の働き方が生まれたのに、しがらみもまた生まれるのだなあと虚しい気持ちにさせられました。そして、自分たちが上の世代になったときには、もっと働きやすい会社を作っていきたいなと思うのでした。

みなさんの周りにも、新たな謎ルールが生まれていませんか?

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶