「困っているのにひどい」と泣き叫ぶ義姉。その時……
後日、旦那が一人で義実家に行き、義父母と義姉に「義父母との外出に義姉がついてくるのはもうやめてほしい」と伝えました。
それを聞いた義姉は「私と娘は家族だよね? 家族がお金なくて困っているのに助けてくれないなんて、ひどい。」と泣き叫びながら旦那を罵倒。
話し合いにならず困っていると、突然リビングの扉が開き、寝ていたはずの義姉の娘が部屋に入ってきました。
娘は「ママ、もうやめて。私、ママのせいで学校でみんなに避けられてるの。恥ずかしいからママともう一緒に住みたくない」と号泣。
娘いわく、義姉は他の保護者との間で「食事やイベントで自分のお金を払わない」「頻繁にお金貸してと言って回る(誰も貸さないが)」「借りたものを返さない」など数々のトラブルを起こし、そのせいで娘が仲間外れにされていたそうです。
それを聞いた義父母はさすがに見過ごせないと、「仕事を探さないなら、娘を置いて出ていって」と義姉を厳しく叱責。
義姉も「追い出されるのは困る」と、定職につくことをその場で約束しました。
義姉のその後
その後、義姉は渋々、事務職のパートを始めました。
最初は文句ばかり言っていましたが、仕事が思ったより合っていたらしく、数年経った今では正社員になって働き続けています。
義姉と娘は今でも義実家に住んでいますが、私達にたかることも、保護者とトラブルを起こすことも一切なくなりました。
あの時、すぐに義実家に行って話し合いをしてくれた旦那と、義姉の行動を打ち明けてくれた義姉の娘には、今でも感謝しています。
最後に
人に助けてもらうことを「当たり前」と思っていると、大切な人が離れていってしまうかもしれません。自分がどんな状況でも、周囲の人への感謝を忘れないようにしたいですね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Hinano.N