公共の場で思わず笑ってしまったことや、必死になって笑いをこらえたことはありますか? 今回は、子どものイタズラにエレベーター内で思わず笑ってしまった私の実体験を紹介します。
「わたしがおにばばあです」のメモ
なんと、ママの背中には手のひらサイズのメモが貼られており、そのメモには「わたしがおにばばあです」と書かれていたのです。それは明らかに子どもの字でした。
エレベーターには私とその家族連れしかいなかったため、ママに教えるべきかとても迷いました。パパと子どもは気付いているのかいないのかも分かりません。仲が良さそうな家族だったので、もしかしたら子どもとパパが仕掛けたどっきり作戦かもしれないと思い、悩んでしまいました……。
迷った結果……
メモを貼られたママには少々可哀想でしたが、私が口を出す場面ではないと思ったため、見て見ぬふりをすることにしました。
私は家族連れとはほかの方向へ向かったため、その後どうなったかは分かりません。ママがあのメモを背中に貼り付けたまま、平日とはいえ客も多い大型ショッピングセンターを歩いたのだろうかと思うと……。その日はママのことが1日中気になってしまった私でした。
メモに気づいた瞬間、いたずらに思わず笑ってしまった私でしたが、食料品売り場にいるときも「やっぱり教えてあげるべきだったかな」と、ふと思ってしまいました。トイレに入った際などに鏡を見てママ本人が気づくか、ほかの誰かが指摘してくれたことを願うばかりです。みなさんなら、どうしますか?
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:ichika.K