たまの外食くらいは、美味しく楽しみたいものですよね。たしかに外食はコストがかかりますが、あまりにも節約意識が強すぎると、恥をかいてしまうこともあります。これは筆者が体験した、ケチな姑のお話です。
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「もったいない」

私の姑は筋金入りのケチです。
姑の口ぐせは「もったいない」……特に外食には抵抗があるようで、外食するときは文句ばかり言います。

たまに義実家で親族が集まったときに外食をすることがあるのですが、孫たちが「ジュース飲みたい!」と言えば「水で良いでしょ!」、「デザート食べたい!」と言えば「帰りにスーパーでアイス買ってあげるから!」と言い出す始末でした。

義弟の結婚

義弟が結婚することになったとき、相手の家族と顔合わせをすることになりました。近所に住んでいる私たちもお呼ばれし、近くにある日本料理のお店で食事をすることが決まりました。

義弟の相手は地元企業の取締役の娘。地元の人間であれば誰もが知っている企業だったため、義両親は大騒ぎ! 顔合わせ当日、先にお店で待っていると、ご両親がやってきました。

赤っ恥

義弟の相手の家族は、いかにも裕福な家庭という雰囲気を醸し出していました。洋服も持っている物も一流品だというのが一目でわかるほど……。
ちょっと気後れしている私たちを尻目に、姑はいつもの調子で相手のご両親にこう言ったのです。

「お料理は一番安いコースにしましたけど良いですか?」