ママ友とのお付き合いは楽しいことも多いですが、そればかりではない時もあります。自分と価値観の違う人と付き合わなくてはいけないのは、とても疲れるものですよね。これは筆者が実際に体験した、図々しいママ友のお話です。
忍法雲隠れの術
私の息子と同じクラスの保護者には、Gさんという人がいます。このGさんは、あちこちのママ友グループに顔を突っ込み、ランチ会などに参加しているのですが、ちょっと問題のある人でした。
Gさんはなぜか支払いのときになると「電話がかかってきたから」「急に帰らなくちゃいけなくなったから」などと席を立って、そのまま帰ってしまうのです。
「お金がないならランチ会には来ないんじゃない?」「何か事情があるのかも……」など、周囲のママ友たちはみんなモヤモヤした状態が続いていました。
言い訳
ある日、私たちのランチ会にGさんが出席しました。
いつものようにお開きになる寸前で「あ、電話だ!」といってスマホとカバンを持って店を出ていこうとしたので、あるママ友が「Gさん、ちゃんとお金払ってから帰って。」と声をかけました。
するとGさんは「私は自由になるお金を一銭も旦那からもらってないのよ。」と言い出したのです。
確かにGさんが差し出したお財布の中には、一銭もお金は入っていませんでした。
「よくその状態でランチ会に来ようと思うよね?」と責められると「一人ぼっちになるのが怖かったから……」と言ってきたのです。もし本当なら、モラハラ夫からの仕打ちとママ友関係の狭間で揺れていたのかと、同情してしまいそうですが、無銭飲食をしていい理由にはなりません。