女の子の幸せや健康を願って飾られるお雛様。知人のA子は義姉から「A子の娘の雛人形を貸してほしい」と頼まれ、困ってしまいました。断っても諦めない義姉にキレたA子は、ある方法で撃退! 今回は知人のA子から聞いたエピソードをご紹介します。

A子の作戦とは?

頑なに拒否してB美に逆恨みされても困るし、何を言っても諦めないだろうと思ったA子。B美に雛人形を渡すことに決めました。
とはいえ、娘の雛人形には指一本触れてほしくはありません。
そこでA子は、100円ショップで雛人形を購入することにしました。100円ショップではミニサイズの雛人形が販売されていることを知っていたのです。

お内裏様とお雛様のミニオブジェに、奮発してぼんぼりも付けてあげることにしました。合計しても500円以下です。
そのままだと100円ショップだとバレる可能性があったため、デパートの包装紙で丁寧にラッピングしてB美に渡しました。

100円ショップの力で万事解決!

A子は「雛人形は身代わりの意味があるので、お下がりは良くないそうですよ。新品をプレゼントするので、これで婚活を成功させてくださいね」とにっこり。
B美は「サイズが小さくない?」と訝しがりましたが、A子は「現代の住宅事情に合わせて、コンパクトサイズがトレンドみたいですよ」と伝えました。
A子は何一つ嘘はついていません。

B美も姑もデパートの包装紙に騙されてくれたようで、100円ショップのものと気づかず、喜んで受け取ってくれました。
誰も傷つかず、万事解決です。
A子の機転も、雛人形を売っている100円ショップもすごい!と感心しちゃいました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子