初めてのお産で姑がものすごく心配してくれるのは、ありがたい反面、病室まで来られるのはやっぱり気を遣うしという複雑な思いがある人もいるのではないでしょうか。Aさんもそのうちの1人でした。今回は、私の友人Aさんから聞いたお産にまつわるトラブルエピソードを紹介します。
初めてのお産に緊張
Aさんは、今回が初めてのお産でした。姑が実母以上にお産を心配してくれていて、ありがたく思う反面、正直なところ口うるさいところもあるので、産むときには姑に来ないでほしいと思っていました。
「お産に集中したいので、絶対に来ないでください」と事前に夫に伝えてもらったのです。
病室のドアが開くと……
しかし、陣痛が来て病室で苦しんでいると病室のドアがガラッと空いたのです。そして、「やっぱり心配で来ちゃったわ」と姑の姿がありました。
Aさんは、嫌な予感はしていましたが、まさかほんとに来るとは思わなかったので思わず固まってしまいました。
そして、次の陣痛が来た時に「痛い」とAさんが言ったら、「なんてやわな人なんだい。これくらいで弱音を吐くんじゃない」と急に怒鳴り始めたのです。
こっちは陣痛だけでも精いっぱいなのにたまったもんじゃないと、陣痛とは関係なくAさんは泣きそうでした。
苦しそうにしているだけで、「こんなのたいしたことないよ、私だって3人産んだんだから」などと文句を言ってきます。
なんで子どもを産むのに陣痛以外でこんなに苦しまなきゃいけないの、こんなんだったら1人でいる方がよっぽどましだと思っていると……