筆者の知人Aさんは、大の家具好き。そんなAさんは若い頃、憧れのデザイナーズチェアをお金を貯めて手に入れたんだそうです。さぞかし満足したのだろうと思いきや、Aさんはそのチェアを買ったことを後悔しました。どうしてAさんは憧れのものを手に入れたのに後悔してしまったのか、話を聞きました。
やっと到着! でも何かが違う……
ついに憧れのデザイナーズチェアがやって来る日、Aさんはワクワクする気持ちを抑えられません。
ですが、届いたチェアを設置してみると、そのワクワクした気持ちは消えてしまいました。
なぜなら、そのデザイナーズチェアは明らかにAさんの家で浮いていたからです。Aさんの家では、節約のため格安ブランドで揃えていました。白やウッド調の家具で揃えていたのですが、Aさんにとっては少し味気なく感じていました。そのため、おしゃれなデザイナーズチェアで雰囲気を変えたかったのですが……。一目惚れした渋い赤のデザイナーズチェアは、周囲から浮いてしまっていました。
しかも、狭い部屋の中で場所も取るし、身の丈に合わない買い物をしてしまったとAさんは後悔してしまったのです。
このチェアに見合う人物になる!
しばらくは部屋の中で浮いているチェアを見る度に落ち込んでいたAさんですが、徐々に考えを変えました。
次は、このチェアに合う部屋作りを目指そう!
部屋の雰囲気を統一させるには、色や形を揃えるのがコツと知ったAさん。デザイナーズチェアを手放さず、デザイナーズチェアが似合う部屋作りを目標にしたそうです。
憧れのものを手にしたのに後悔することになったAさんですが、前向きな思考に切り替えられてよかったですね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:安藤こげ茶