それを心の底から信じている! という人もいれば、全く信じていない人もいることでしょう。
今回は筆者が体験した、少しゾッとしてしまうお話です。
信じられないような身の上話に興味津々
A子さんは2人きりになって、私を見るなりこう言ったのです。
「あなたには、信じてもらえると思ったの。」
そう言って、自分の話を始めたのです。
実はA子さんはイタコの家系で、祖母がかなり凄い人なのだそうです。
ところが母はその力を受け継ぐことなく、世代を超えてA子さんに凄い力が宿ってしまったのです。
しかし、彼女は実家を継ぐよう言われるのが辛くなってしまい、そのまま東京へ逃げることに。
そこで出会った人と結婚し、たまたま私の地元に引っ越してきていたのでした。
そんなA子さんは、実は見えるのは霊だけではありませんでした。
なんと、生きている人間の素性も見ることができるのです。
その人が過去に何があったのか、手を繋いで目を閉じると、走馬灯のように見えてしまうのだそう。
しかし見たあとはかなり体力を消費するらしく、酷い時には1週間ほど寝込んでしまうこともあるのだと言いました。
2人とも結構お酒を飲んでいたというのもあり、私も初めは半信半疑でした。
しかしこの直後、話を信じるしかなくなることに……!
ぜ、全部当たってる! 一瞬で酔いが醒めて恐怖を感じた
一通り話し終わると、A子さんはおもむろに私の手を握りだし、
「信じさせてあげる。今回は特別だよ、誰にも内緒ね。」
そう言って、数分間目を閉じた後の事でした。
「あの時、あなたは1人で〇〇にいたんだよね。」
「その後ビックリして、コケて左足痛めたよね?」
なんとA子さんは、私が誰にも言っていない過去の事を、事細かく当てだしたのです!
まるで全て横で見て来たかのように話すA子さんに、酔いも醒めて寒気がするほどでした。
目に見えない何かを信じない人は多いし、見えないモノを信じろというのも難しい話です。
それでも本当に視える人はいるのだと、信じざるを得なくなった出来事でした。
まとめ
彼女の話には、あまりに説得力がありすぎました。
きっと彼女が家業を継いでいたら、物凄く有名になっていたのでは? と未だに思っています。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki.K