筆者の弟の体験談を紹介します。現在はビール大好き中年の弟ですが、幼い頃は今の姿からは考えられないほど虚弱体質で体の小さい子どもでした。両親は赤ちゃんの弟を連れて、大病院を走り回ったけれど原因は不明のまま。ところが大人になってから行った検査で、とんでもない事実が発覚して……?

「食物アレルギー」の可能性なんて考えもしなかったその時代、我が子が噴水のようにミルクを吐き出す原因が分からず、「将来は寝たきり」などと言われた両親は悲しみに暮れたようでした。
しかし原因が分かった今では、弟はすっかりお腹の出た痛風オヤジに成長。長い間弟のことを心配していた両親もホッとしているようです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:佐田 静
Itnライター:田中つぐみ