独身時代の筆者の体験談です。ひとりで行きつけのBARでお酒を飲むのが大好きだった時期がありました。その日も知り合いや店員さんたちと盛り上がりますが、泥酔し、ソファーで寝込んでしまいました。「あ! お会計!」飛び起きて店員さんに声をかけると、なんと驚きの言葉が返ってきたのです。

行きつけのBAR

私が独身だった頃の話です。特に恋人もおらず、週末は行きつけのBARで飲むのが楽しみでした。
同世代の店長と話をするのはもちろん、ほかのお客さんとの出会いもありました。
俳優さん、スポーツ選手、お医者さん、外国人……と、普段なら接点のない人たちと話をし、見知らぬ世界を教えてもらえることが、当時は新鮮だったのです。
会話が盛り上がると、お酒をごちそうし合います。
そんな時は、恥ずかしながら、酔っ払うこともたびたびありました。

楽しく飲んでいた……はずが?

その日も、深夜までBARはお客さんで賑わっていました。
シャンパンを開けて、みんなで会話を楽しんでいたはず……でした。
カウンターに座っていたはずの私は、いつのまにか、ソファーに横になっていました。

「やってしまった」
すっかり眠り込んでしまい、気づいたのは朝。
「ごめんなさい、お会計まだだった! いくらですか?」
バッグからお財布を取り出すと若い店員さんが、答えます。