通販番組は、魅力的な商品やサービスを紹介してくれます。見ていると欲しくなるのは誰でも同じですよね。でも実際に買うかどうかはまた別の話……。これは通販に憑りつかれた筆者の友人・Fから聞いた悲しいエピソードです。

ついに……

そのうちFは必需品ではない物まで購入するようになりました。
故障もしていないのに最新型の掃除機を買ったり、特に必要性も感じないウォーターサーバーを契約したり……傍で見ていても、『金利ゼロ』に踊らされているようにしか見えなくなってきていました。

そしてついに、月々の支払いが自分のパート代では賄いきれなくなり、夫に泣きつく羽目に。
「身の丈に合わない買い物をするからだ! いい加減にしろ!」と激怒され、お金の管理は全てFの夫が行うことになったのです。

Fの現在

結局、今まで購入した分の支払いはFの夫が肩代わりする形となりました。
商品は残ったものの、あまり必要性のないものまで購入していたことが夫にバレて、今ではFが自由に使えるお金はほとんどもらえず、何か買い物をするときは、Fの夫の承認が必要になったそうです。

必要なものを購入するときに、分割払いはとても便利ですが、Fのように月々の支払い額を考えずに次々に購入してしまうと、塵も積もれば何とやら……支払いに困窮する羽目になりかねません。

Fも今では物を大事に使うようになりました。
でも未だに通販番組を欠かさず見る癖は残っています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K