子どもの反抗期は、避けては通れない成長過程の一つですよね。でも中には親の心が折れてしまいそうな激しい反抗期を迎える子どももいます。これは筆者の友人・Sから聞いた反抗期真っ只中だった息子とのバトルエピソードです。

離婚の理由

私はちょうど良い機会だと思い、Rに離婚の理由を話すことにしました。
元夫は酒乱でDVが激しく、私だけではなく生まれたばかりのRにも暴力を振るおうとしたので、生後半年のRを連れて民間シェルターに避難した過去があったのです。

自分の父親がDV男だということはRにとってショックなことだろうと思い、今まで離婚の理由は話していませんでした。
私は気の強い方なので、Rは私が勝手に離婚し、自分には父親がいないのだと思っていた様子。
離婚の本当の理由を聞いて驚いたような顔をしていました。

息子の変化

Rは「俺を守るために離婚したんだ……。」とポツリ。
私が「でもあなたのお父さんであることに変わりはないから。今まで言えなかったんだ。」と言うと、「わかった。」と言いました。

それからRはできる範囲で家事を手伝ってくれるようになりました。
ただ反抗期は続いているため、ちょっとした親子喧嘩はまだまだ収束していません。
態度は相変わらずですが、たまに体調のことなども気にしてくれます。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K