しかしA子さんは、それを飲んだ後、「頭が痛くなってきちゃったかも」と具合が悪そうにしていたのです。
旦那である男友達は真っ青。慌てて飲み会はお開きになりました。
大反省した私は、次の日に自分の主人に同行してもらい、男友達とA子さんの自宅へ謝罪に行きました。
寛大にも謝罪を受け入れてくれた男友達とA子さん。あの時、A子さんはその場の流れもあり、ワインも美味しそうに見えたので、我慢できず飲んでしまったそうです。
「私も飲み過ぎちゃってごめんなさい。話しかけてくれたのが嬉しくて、つい。昨日のことは忘れて、良かったらこれからも仲良くしてくださいね」
それからも普通に接してくれている男友達とA子さんには、本当に頭が上がりません。もちろん、一緒にお酒を飲むときは、A子さんのペースを第一に考えています。
最後に
相手のために良かれと思ってやったことが、実はありがた迷惑だったなんてことになると悲しいですよね。親切心を持つのは大事ですが、客観的にみて相手の負担にならないかを考えて行動しましょう。
特にお酒は、要注意。人とお酒のイイ関係を作るには、一人一人の適量範囲でゆっくりと飲むことが大切です。そのためには、相手に必要以上にお酒をすすめるのは絶対NG。飲み会の独特の雰囲気にのまれてしまわないように、相手のペースに合わせるようにしましょう。もし乾杯したいときは、ソフトドリンクとお酒の両方を手に持って選んでもらうのはいかがでしょうか。
今はノンアルも普及していますし、お酒が飲める人も飲めない人も、一緒に楽しめるような時間を模索したいですね。
※お酒を飲めない人に、体質や本人の体調に配慮せずに飲酒をすすめるのは、迷惑行為にあたる可能性もあります。重大な認識で接してください。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Hinano.N