我が子が成長していくにつれ、多くの親御さんが悩むのが<反抗期>での対応ではないでしょうか?
分かってはいても、口達者になってきた我が子と喧嘩するうちに、ついカチンとくることも。
これは、筆者の知人から聞いた、なんとも可愛らしい子どもの反抗期エピソードです。

1人息子がいるワーママ

私は30代の主婦。
小学5年生の息子がいます。

1人息子と言うこともあり、散々甘やかしてしまった結果、ちょっとわがまま気味の息子。

何でも自分優先の息子を見て
「このままではよくない」
と焦った私。

それからというものの、叱るときにはきちんと叱るよう、心がけていました。

叱っているのに聞く耳持たずの息子

この日も、夜ご飯前にもかかわらず、お菓子でお腹いっぱいにしてしまった息子。

「だって食べたかったんだもん」
「もう俺の分は要らないから」

私が叱っている最中なのに、グチグチ文句を言って立ち去ろうとしたのです。

全く反省していない態度に、私は大人げなくイラついてしまって……。

言い合いがヒートアップして、息子が家出!

「料理が当たり前に出てくると思うな!」
「あなたが無駄にした夜ご飯は、ママとパパが頑張って働いたものなんだよ!」

ついつい、強い口調で叱りすぎてしまったのです。

すると、いつもは穏やかであまり怒らない私にびっくりした息子。

「そんなのどうだっていい!」
「もう家出してやる!」

息子の口から、まさかの《家出》発言が飛び出しました。

それでも、怒りが収まらない私。

「ええどうぞ、どうぞ、ご勝手に!」
と、売り言葉に買い言葉。

息子は泣きそうになりながら、自分の部屋へ。

私がリビングで呆然としているうちに、<バタンッ!>と玄関のドアを開けて出て行ってしまったのです……。