私の知人から聞いた投資の失敗話です。大事な資金を扱うときは、慎重にことを運んだ方がいいと学んだお話でした……。
銀行員の持ち掛けた話
私(50代)はある銀行に1000万円、お金を預けていました。その銀行とは付き合いが長く、担当の銀行員さんとは途中で支店が変わったりしながらも、20年来の仲が続いています。
あるとき、その銀行員さんから「このまま預金しているだけではもったいない。いまよりも絶対に儲けられる話がある。」と提案を持ちかけられました。
内容はよく理解できていませんでしたが、すぐにお金を使う予定もなく、信用している銀行員さんが言っているからと、その銀行に置いていた1000万円すべてを投資しました。
不安が募る
銀行員さんの話では「絶対に儲けられる、利益がある、増える」ということでしたが、銀行から届く書類を見ると、最初よりもお金が減っているようです。
「最初は減ってそのうち増えるのかな?」と思っていたのですが、3年経っても減り続ける一方。
さすがに不安になった私は、このとき初めて娘に相談を持ち掛けました。このときの私は投資していることすらあまり自覚がなく、金利のいい預貯金だと勘違いをしていたのです。