自分の妹や姉との距離が近いシスコン夫。シスコン夫を持つと、嫁姑問題とはまた別の悩みが生まれる可能性も……。今回は私の友人A子から聞いた、年の離れた妹に毎日プレゼントを渡すシスコン夫の話を紹介します。

義妹へのカイロに納得がいかないA子

一見優しい兄のような行動に見えますが、A子は夫のこの行動に納得がいきません。

妻であるA子自身も、子どもの送迎で冬でも自転車に乗るというのに、義妹の自転車の隣に置いてある妻の自転車には、一度たりともカイロを入れておいたことがないのです。しかし、使い捨てカイロ代は我が家持ち。姑も舅もまだ元気で共に働いており、カイロを買うお金には全く困っていないはずなのに。A子は自分と子どもをないがしろにされたように感じて、悲しいやら腹立たしいやら、どうしても夫にモヤモヤしてしまいました。

思わぬ人からカイロのプレゼントが……

夫からカイロをもらった義妹は、口では「もういらないよ~」と言いながらも、うれしそうに毎日カイロで温まっています。それを知っているA子は、夫にやめて欲しいとは言いづらく……。妻としてはあまり気分はよくありませんが、こんなにも仲の良い兄妹がいるのかと、一人っ子のA子は諦めていました。

そんなA子の思いを知ってか知らずか、車庫でたまたま会った舅がA子に「これやるよ、あったまりな」とカイロをくれました。子どもと一緒に舅がくれたカイロで温まったA子でした。

妹思いの旦那さんも素敵ですが、そのやさしさをもう少し妻であるA子へも向けてほしいものです。とはいえ、嫁や孫のことをかわいがってくれる舅が近くにいてくれてよかったですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K