子供は健康に生まれてきてくれるだけで幸せなこと。しかし、いまだに「第一子は男の子であるべき」という古い考えを押し付けてくる人がいます。今回は、筆者の知人Aさんから聞いたエピソードをご紹介します。

性別判明に喜ぶも、義両親はガッカリ

Aさんは妊娠中に、お腹の子が女の子だと分かりました。

それを知った夫は、「女の子か〜。悪いことしても叱れないな〜」と早くもデレデレに。Aさんも「大きくなったら一緒に旅行とか行きたいな」と妄想を膨らませていました。

そんな中、近くの義実家に用事があったので、一人で向かったAさん。すると義両親が「赤ちゃんの性別は分かった?」と聞いてきたので、女の子だと伝えました。

これを聞いた義両親は深くため息をつきます。そして、義父は顔色を変えてこう言ったのです。

「今回は残念だったね。まぁ思い通りにはいかないものだな」

女の子は残念なのか?

勝手に残念がる二人に、Aさんは怒りがこみ上げます。

「何が残念なんですか?」

Aさんが食って掛かると、義母が呆れた顔でこう言ったのです。

「だって女の子なんてお嫁に行ったら終わりでしょ? やっぱり早く跡取りが欲しいわ」

これに深くうなずく義父を見て、「自分の義両親がこんな古い考え方の人だったなんて……」とAさんはショックを受けます。

それと同時に「女の子だと喜んでもらえないんだ」と、Aさんはお腹の子に申し訳ない気持ちになりました。