これからやってくる子どもの本格的な反抗期。今から身構えているパパママも多いのではないでしょうか。今回は私の友人A子から聞いた、思わず怒りたくなる、ご飯も食べずにゲーム三昧の小学生男子の話を紹介します。

ごはんを食べた形跡がない!?

A子夫婦が夕方帰宅後キッチン周りを見ると、朝と全く様子が変わっておらず、息子がなにかを食べた形跡が一切ありませんでした。

2階の自室にいる息子にお昼ごはんを食べたか聞くと、素っ気なく「いや、だってなかったから」と一言。どうやら一度1階には行ったものの、ダイニングテーブルの上に食べ物が置いていなかったために、お昼ごはんを食べなかったらしいのです。

台所育児とは何だったのか……

カップラーメンも冷凍食品もパントリーや冷蔵庫を見ればすぐわかる位置においてありました。息子はどこにあるかも知っていたはずですし、カップラーメンの作り方もレンジの使い方も知っています。けれど「ダイニングテーブルに出しておく」ということまで親がやっておかないと、お昼ごはんも食べないのかとA子は呆れて笑えてきました。

幼いころ、母親がいなくなっても食事に困らないようにと、時間と手間を割いて一緒にキッチンに立って料理をする「台所育児」をさせたにもかかわらず、結果がこのありさま……。
悲しくもなったA子でした。

今は反抗期で食事をするよりもゲームがしたいお年頃なのでしょうか。母の思いが届かなかったのは切ないですね。親の心子知らず、とはまさにこのことだなと感じるエピソードでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K