レストランやネットショップなどで、注文した商品と違うものが届くとガッカリしますよね。すぐに気づけば、対応してもらえる可能性も高いです。しかし今回ご紹介するのは、パッと見では違いが分からないバースデーケーキでのミス。友人のS子から、店側のミスでヒヤッとした体験を聞きました。
ケーキ屋に電話するも……
すぐに娘をかかりつけ医に連れて行き、処置をしてもらいました。
幸い大事には至らなかったのですが、S子夫婦の怒りは収まりません。
娘の容体が落ち着いてから、ケーキ屋に電話し事情を説明しました。
しかし、電話に出たアルバイトの女性は「もう食べてしまったのなら、返金は無理です!」の一点張りで、話が全く通じない人でした。
オーナーの対応に一安心
呆れたS子夫婦は「今からそちらに伺いますので、オーナーと話をさせてください!」と電話をきり、すぐにケーキ屋に向かいました。
アルバイトの電話対応が最悪だったので、オーナーも頭が固い人だろうなと思い、バチバチにやり合う覚悟でお店に行ったS子夫婦。
しかし、オーナーは話を聞くなり「本当に申し訳ございませんでした。ケーキ代の返金はもちろん、娘さんの治療費は全額お支払いさせてください」ととても腰が低くしっかりと対応してくれた人だったのです。
しかも失礼な態度をとったアルバイトには「しっかりお灸を据えます!」とまで約束してくれたんだとか。
誰でも失敗することはあります。
S子もきちんと名前のローマ字を確認しなかったので落ち度はあります。店も客も、アレルギーに配慮した食べ物を扱う際、丁寧にチェックすることが大切ですね。今回は命に関わる重大な失敗だったので、大事に至らず本当に良かったです。
そんな時、オーナーのように丁寧に対応することが、その後の信頼回復にはとても大切ですね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:広田あや子